大村愛知県知事の県政

2011年からの大村愛知県知事の県政を、「県政ガイド」に掲載されている重点施策の変遷で見ていきます。

2019年県政重点施策

ジブリパークを2022年に実現
 ・2022年秋のジブリパーク開業に向けた実施設計等を行うとともに、交通対策の検討について、関係者、関係機関との協議、調整を実施
 
「リニア大交流圏」の形成
 ・広域幹線道路を始めとした道路ネットワークの整備を推進
 ・「愛知県港湾物流ビジョン」に基づく港湾物流機能の強化
 ・名古屋駅のスーパーターミナル化を推進
 ・鉄道駅のホームドア設置に対する補助制度を創設
 ・エアポートセールスやアウトバウンド促進の取組を実施
 ・「愛知の住みやすさ」を広くPR
 ・首都圏からの移住、就業希望者に対して県内中小企業の求人情報を提供するマッチングサイトを開設

産業首都あいち
 ・愛知県国際展示場「Aichi Sky Expo」の2019年8月30日の開業に向けて開業準備や広報、営業活動を実施
 ・テキサス大学オースティン校との連携等によるスタートアップ企業の支援
 ・自動運転について、2020年の社会実装を目指し、実証実験や県民試乗によるモニター調査を実施
 ・2019年6月の「パリ・エアショー2019」や9月の「エアロマート名古屋2019」への県内企業の出展を支援
 ・「ワールドロボットサミット」や「ロボカップアジアパシフィック大会」の成功に向けた準備を実施
 ・サービスロボットやドローンの実証実験のほか、介護、リハビリ支援ロボットの開発、実用化に向けた相談対応等を実施
 ・「産業空洞化対策減税基金」を活用し、航空宇宙や次世代自動車などの分野において、研究開発や実証実験を支援
 ・制度融資における創業支援のための資金の金利を0.3%引き下げるなど、中小企業の資金繰りをきめ細かく支援

農林水産業の振興
 ・「あいち型産地パワーアップ事業費補助金」により、産地の競争力向上を図る農業施設の整備を強力に支援
 ・ドローン等の次世代技術を活用した本県独自の栽培管理技術を開発するとともに、あいち米のブランド化を推進
 ・国内で開催されるアジア最大級の食品展示会へ出展するほか、海外の展示会へ出展する事業者を支援
 ・本県産の花きの輸出拡大を図るため、県内農業団体等とともに「北京国際園芸博覧会」に出展
 ・名古屋コーチンの生産体制を強化するため、小牧市内への種鶏場の移転整備に向けて、引き続き用地造成工事を実施
 ・畜産総合センターの豚舎について、防疫性が高い密閉型新豚舎の建設に向け、地質調査等を実施
 ・あいち森と緑づくり税を活用し、森林、里山及び都市の緑の整備、保全を促進
 ・2019年6月に森林公園をメイン会場として「第70回全国植樹祭」を開催
 ・日本一のあさり漁業振興のための干潟、浅場の造成や、漁礁漁場の整備を推進するほか、新たに貝類増殖場を整備

「人が輝くあいち」
 ・県立高校について、2019年4月から学科改編や普通科高校へのコース新設を行うとともに、新たな「県立高等学校教育推進実施計画」を策定
 ・ノーベル賞受賞者顕彰施設について、2020年度内のオープンを目指し、名古屋市と共同で名古屋市科学館サイエンスホールの改修、展示コンテンツの制作に着手

 ・スクールカウンセラーによる相談体制を充実させるとともに、小中学校のスクールソーシャルワーカーの配置を支援
 ・「県立学校施設長寿命化計画」に基づく改修工事のほか、校舎のトイレの洋式化や床の乾式化を実施
 ・私立学校の経常費補助金及び入学納付金の補助単価の一部引き上げを実施
 ・幼稚園について、10月から実施される幼児教育無償化に対応するほか、預かり保育、長期休業日預かり保育の補助単位の引き上げを実施
 ・「あいち女性輝きカンパニー」認証企業である中小企業の魅力を広く知らせるPR動画を制作
 ・企業における女性活躍の好事例等についての情報を発信するとともに、女性起業家の事業拡大に対する支援を実施
 ・「あいち子育て女性再就職サポートセンター」において、窓口相談等を実施するなど、女性の就業を支援
 ・イクメン、イクボスの普及拡大を図るとともに、企業のテレワーク導入を支援し、ワークライフバランスを推進
 ・「子供が輝く未来へのロードマップ」に基づき、生活困窮世帯やひとり親家庭の子どもの学習支援等を実施
 ・「子どもが輝く未来基金」を創設し、児童養護施設入所児童等の自立支援や子ども食堂の支援等の取組を充実
 ・子ども、子育て支援新制度に基づき、私立の認定こども園、幼稚園、保育所や市町村が認可する地域型保育事業への給付等を実施
 ・放課後児童クラブの設置促進など、子育て支援事業を推進
 ・増え続ける児童虐待に対応するため、児童福祉司や児童心理司等の増員等により児童相談センターの機能を強化
 ・がんセンターにおいて、ゲノム解析を基盤とした4つの重点プロジェクトを実施
 ・医療の国際化を進めるため、医療ツーリズムを推進
 ・骨髄提供者及び骨髄提供者が勤務する事業所に対する補助制度を創設
 ・受動喫煙防止対策についての制度の周知や、喫煙可能室を設置する施設への保健所による立入検査を実施
 ・「愛知県認知症施策推進条例」や「あいちオレンジタウン構想」に基づき、認知症予防プログラムなどを開発するほか、国立長寿医療研究センターの機能を強化
 ・「地域医療介護総合確保基金」を活用し、病床の機能分化、連携や在宅医療の充実等を引き続き推進
 ・地域包括ケアを推進するため、高齢者の社会参加を促すモデル事業を実施
 ・西三河南部地区(西尾市内)に整備する本県初の知的障害と肢体不自由の児童生徒に対応する特別支援学校の2022年度の開校を目指して実施設計及び造成工事に着手するとともに、みあい特別支援学校の校舎増築工事や岡崎特別支援学校の移転に向けた調査を実施
 ・「愛知・つながりプラン2023」に基づき、特別支援学校にスクールカウンセラー及びスクールソーシャルワーカーを新たに配置するとともに、就労アドバイザーを増員
 ・「医療療育総合センター」を拠点として、障害児者への医療、療育を推進
 ・高次脳機能障害のある方に対する支援体制を強化するため、三河地域に支援拠点を新設し、専門的な相談支援等を実施
 ・ウインクあいちに「あいち障害者雇用総合サポートデスク」を開設し、障害者の雇用拡大、職場定着支援を強化
 ・「技能五輪全国大会」と「全国アビリンピック」について、2019年度大会を成功させるとともに、2020年度大会の実施計画の策定等の準備を実施
 ・2023年「技能五輪国際大会」の招致活動を推進
 ・あいち航空ミュージアムについて、コンテンツを充実し、航空機産業の情報発信や人材育成機能を一層強化
 ・「モノづくり IT」をテーマとした大学対抗ハッカソンを開催し、IT人材の確保、育成と県内大学の取り組みをアピール
 ・高等技術専門校について、名古屋校に「組込みシステム科」及び「インテリア科」を開設するとともに、岡崎校の新校舎建設に向けた実施設計を実施
 ・「働き方改革」の取組を支援するため、働き方改革推進キャラバンとして街頭啓発活動や企業向けセミナー等を実施
 ・外国人雇用に関するマニュアルの作成、就職面接会の開催などにより、外国人の雇用拡大に向けた企業の取組を支援

観光あいち・魅力発信
 ・2019年10月から12月にかけて、愛知デスティネーションキャンペーン(アフターキャンペーン)を展開
 ・「ハート・オブ・ジャパン」のキャッチワードのもと、海外プロモーションや個人旅行者向けプロモーションを実施
 ・多言語コールセンターの設置など、外国人旅行者の受け入れ環境を整備
 ・G20外務大臣会合の成功に向け、各国外務大臣やメディア関係者の受け入れに万全を期すとともに、本県が誇る多彩な魅力を世界に発信
 ・県営都市公園について、魅力ある公園施設を導入するための調査を実施するとともに、大高緑地の芝生広場を整備

文化・スポーツ振興
 ・2019年8月から10月にかけて、「あいちトリエンナーレ2019」を開催
 ・県立芸術大学美術学部について、新デザイン棟を2019年4月に供用開始するとともに、デザイン・工芸科「メディア映像専攻」の新設に向けた実施設計を実施するほか、新彫刻棟の整備に向けた基本調査に着手
 ・「杉原千畝広場センポ・スギハラ・メモリアル」の展示をもとに、中学生向け副読本を作成
 ・新体育館について、2018年度に実施した検討調査の結果を踏まえて、PFI導入の準備を実施
 ・2019年9月から開催される「ラグビーワールドカップ2019」に向け、開催機運の熟成を図るとともに、大会期間中にはファンゾーンの開催や交通輸送、警備を実施
 ・2026年に開催予定の「第20回アジア競技大会」の開催に向けた準備や、地元選手の発掘、育成を実施

あいちのグローバル展開
 ・2020年に開催される「ドバイ国際博覧会」における出店計画の策定などを実施
 ・インターンシップの実施や企業との交流会の開催等により外国人留学生の県内企業への就職を促進
 ・「あいち外国人材適正受け入れ・共生推進協議会」を設置し、外国人材の受け入れ、共生環境の整備を図るとともに、外国人県民が安心して暮らせる環境を整備
 ・外国人児童生徒数が多い定時制高校及び特別支援学校に小型通訳気を配備するとともに、「多文化子育てサロン」の設置などにより外国人児童生徒の日本語教育を充実

安全・安心なあいち
 ・木曽三川下流域(愛西市)において、円滑な救出、救助活動に必要となる広域的な防災活動拠点の整備工事を実施
 ・耐震診断費用等に対する補助を実施するほか、危険な民間ブロック塀の除却費用等に対する補助制度を創設
 ・消防学校について、初任科生、女性消防職員の受け入れ体制や実践的な訓練施設の整備、既存施設の長寿命化改修に向けて、実施設計を実施
 ・交通安全対策について、法令遵守と運転マナーの向上を訴える取り組みを実施
 ・改築中の蟹江警察署を2019年12月に供用開始するほか、蒲郡警察署、西尾警察署、津島警察署の建築工事を実施するとともに、豊川警察署の基本設計や岡崎警察署の建て替え工事に向けた移転先候補地のボーリング調査を実施
 ・交番、駐在所について、8交番、1駐在所を建て替えるとともに、長久手市内での新たな交番設置に向けた設計に着手
 ・ワンストップ支援センターの運営を支援するほか、性暴力被害者支援看護師の養成等により被害者の支援体制を強化

環境首都あいちの推進
 ・「愛知県地球温暖化対策推進条例」に基づき、2019年4月から新たな「地球温暖化対策計画書制度」を開始
 ・住宅用地球温暖化対策設備の導入補助制度について、補助メニューを追加
 ・本県独自の次世代自動車に対する助成制度の対象を拡大するとともに、「自動車税の課税免除制度」を2年間延長
 ・SDGsの取り組みの一環として、未来へつなぐ「国連生物多様性の10年」せいかリレー(仮称)のイベントを開催
 ・指定管理鳥獣のニホンジカとイノシシについて、広域的かつ集中的な捕獲を実施
 ・県境調査センターにおいて、2020年度から1階スペースで実施する環境学習の展示物の整備を実施

東三河の振興
 ・ドローンを活用した東三河の魅力を伝える動画の制作や、若者に対する「地元愛」熟成イベントを実施
 ・2019年4月に「新城有教館高校」を開校するとともに、2020年度から県立高校4校において東三河教育プロジェクトを推進するための取組を実施
 ・三河港において、神野西地区のふ頭用地を整備するとともに、明海地区の民間事業者による埋め立て事業を推進

地方分権行政改革の推進
 ・次期あいちビジョンの策定に向けた基礎調査等に着手
 ・「愛知県人口ビジョン・まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、取組を推進するとともに、次期戦略を策定
 ・「しなやか県庁創造プラン」に基づく取組を着実に推進
 ・PFI方式により「環境調査センター・衛生研究所」、「運転免許試験場」及び「県営住宅」を整備
 ・県有施設について、公共施設等総合管理計画に基づき、個別施設計画の策定を進めるとともに、長寿命化に向けた調査や改修を実施