大村愛知県知事の県政

2011年からの大村愛知県知事の県政を、「県政ガイド」に掲載されている重点施策の変遷で見ていきます。

2020年県政重点施策

ジブリパークを2022年に実現
■5つのエリアのうち、3エリアの整備工事に着手するほか、残りの2エリアの実施設計を実施
■公園施設の整備・改修に向けた設計等を進めるほか、新たな駐車場の整備に着手
■公園周辺道路について、交通渋滞緩和に向けた工事に着手ステーションAiプロジェクトの推進
PFI事業者の選定手続きを実施
■早期支援拠点に統括マネージャーを配置するほか、サテライト支援拠点の検討を実施
■グローバルに活躍するスタートアップを育成するほか、優れた海外のスタートアップを本県へ誘致
■「あいち・なごやスタートアップ海外連携促進コンソーシアム」を設置

「リニア大交流圏」の形成
■道路ネットワーク整備を推進するほか、港湾物流機能を強化
名古屋駅のスーパーターミナル化を推進するほか、名古屋駅からの40分交通圏拡大に向けた検討や、中部国際空港東海道新幹線駅へのアクセス向上に向けた取組を実施
■次期「リニモ沿線地域づくり重点プラン」を策定
刈谷駅においてホームの拡幅やコンコース拡張、ホームドア設置などを支援
■エアポートセールスやアウトバウンドの促進
■「愛知の住みやすさ」を広くPR
■UIJターン支援センターで就職イベントや個別相談を実施するほか、学生のUIJターン就職活動を支援

産業首都あいち
■愛知県国際展示場「Aichi Sky Expo」について、官民連携による催事の開催を支援
中部国際空港やその周辺エリアにおいて、魅力ある機能整備の具体化に向けた検討を実施
水素ステーションの整備や燃料電池フォークリフトの導入を支援するほか、簡易水素充てん装置を活用した実証実験を実施
■自動運転について、実証実験や県民試乗によるモニター調査を実施
自動車産業の研究開発施設用地である豊田・岡崎地区について、東工区の約8割をトヨタ自動車へ引き渡すほか、残りの東工区や西工区についても、引渡しに向け造成工事を実施
■エアロマート・ツールーズへの県内企業の出展等を支援するほか、国際ビジネスや研究開発で活躍する高度人材や航空機製造技能者の育成、工業高校の生徒等を対象としたインターンシップを実施
■サービスロボットの社会実装に向けた研究開発や実証実験を支援
■航空宇宙、次世代自動車などの分野において、県外企業の新規立地や県内企業の再投資、高付加価値のモノづくりを支える研究開発や実証実験などを支援
■中小企業への制度融資について、新たな短期つなぎ資金を創設するほか、中小企業の資金繰りをきめ細かく支援

農林水産業の振興
■次期「食と緑の基本計画」の策定に向けて、関係団体等との検討や調査に着手
■農業施設の整備を支援
■次世代技術を活用した本県独自の栽培管理技術を開発するほか、あいち米のブランド化を推進
■アジア最大級の食品展示会へ出展するほか、海外の展示会へ出展する事業者を支援
■「あいち花マルシェ2020」を開催
■飼養豚へのワクチン接種のほか、養豚農場における防鳥ネット等の設置を支援するとともに、野生イノシシの捕獲や経口ワクチンの散布を実施
■畜産総合センター豚舎について、デザインビルド方式による建築工事に着手するほか、小牧市内へ種鶏場を移転整備
■森林公園及び緑化センターにおいて民間活力の導入を推進
■スマート林業を推進するほか、エリートツリーや成長の早い樹木の普及への取組を実施
■森林、里山林及び都市の緑の整備・保全に取り組むほか、林業従事者の養成、木材の利用促進、森林情報の整備に取り組み、市町村が行う森林整備等を支援
■干潟・浅場の造成や、魚礁漁場の整備を推進するとともに、波浪に弱い稚貝の定着を図る貝類増殖場を整備するほか、新たな技術の導入を目指した実証実験を実施

「人が輝くあいち」
■県立工業高校の「工科高校」への校名変更や学科改編及び城北つばさ高校の総合学科への改編に向けた準備を実施
スクールカウンセラーによる小中連携の相談体制を充実するほか、県立高校へのスクールソーシャルワーカーの配置を拡充
■中学校及び県立高校への部活動指導員や、小中学校へのスクール・サポート・スタッフの配置を拡充するほか、スクールロイヤーを配置
■県立学校について、改修工事を計画的に実施するほか、すべての普通教室棟、管理棟及び一部の特別教室棟にある湿式トイレの洋式化や床の乾式化を実施
ノーベル賞受賞者顕彰施設について、名古屋市科学館サイエンスホールの改修、展示コンテンツの整備を実施
■経常費補助金の補助単価を引き上げるとともに、高等学校及び専修学校高等課程の授業料及び入学納付金について、補助制度を拡充するほか、専修学校高等課程通信制高校を併修している生徒に対する授業料及び入学納付金の補助単価の上乗せや専修学校専門課程に対する補助を新設
■幼稚園について、預かり保育の補助単価を引き上げるほか、幼児教育の無償化を着実に実施
■女性管理職の魅力を発信する冊子を作成するとともに、女性管理職を囲んだ座談会を開催するほか、中小企業等への専門家派遣による先進モデルの形成などの取組を実施
■企業における女性活躍の好事例、活躍する女性のロールモデルを県内外の若年女性に向けて発信するほか、女性起業家の事業拡大に対する支援を実施
■「あいち子育て女性再就職サポートセンター」において、窓口相談等を実施するほか、女性の就業を支援
イクメン・イクボスの普及拡大を図るほか、ワーク・ライフ・バランスを推進
■生活困窮世帯やひとり親家庭の子どもの学習支援、子ども食堂の開設支援、相談支援体制の充実などを実施
児童養護施設入所児童等の自立支援や子ども食堂の開設支援、子どもの学習支援を実施
■子育て家庭に寄り添うモデル事業を新たに実施
認定こども園・幼稚園・保育所、市町村が認可する地域型保育事業への給付を行うほか、幼児教育・保育の無償化にも対応
■放課後児童クラブの設置を促進するなど、子育て支援事業を着実に推進
■潜在保育士の就職を支援するほか、保育補助者等を雇用する経費に対する助成を実施
■増え続ける児童虐待に対応するため、児童相談センターの機能を強化
ゲノム解析を基盤とした4つの重点プロジェクトを実施
認知症予防プログラムの開発及び認知症の人によるピア活動を推進するほか、認知症の人と接する機会が多い職場向けの対応プログラムの全県展開を実施
認知症疾患医療センターを新たに2カ所設置するほか、国立長寿医療研究センターの機能を強化し研究を推進するための新棟整備を支援
オレンジタウン構想の具体的な取組を示す次期「アクションプラン」を策定
■病床機能の分化・連携や在宅医療の充実、医療・介護従事者の確保、介護施設等の整備を推進
■高齢者が参加しやすいように配慮した通いの場を設置するモデル事業を実施
■高齢者の就労から生きがいづくりの一体的な支援や多世代交流を通じた高齢者の活躍、地域の実情に応じた移動手段の確保などのモデル事業や情報発信を実施
■知的障害と肢体不自由の児童生徒に対応する特別支援学校の校舎建設工事に着手するほか、みあい特別支援学校の校舎を増築し、供用を開始
■県立東浦高校の敷地内に設置する聾学校の分校の校舎の基本設計及び実施設計に着手するほか、県立農業大学校の校地へ移転する岡崎特別支援学校の基本設計や、市立守山養護学校の校舎増築工事に対する支援を実施
■意思疎通支援者の養成や派遣を行うほか、コミュニケーション支援アプリを開発
■「あいち障害者雇用総合サポートデスク」の相談窓口を拡充するほか、障害者の雇用拡大・職場定着支援を強化
障害者スポーツの実態と課題を検討する会議を開催するほか、県内スポーツ施設における障害者スポーツへの対応状況などの調査を実施
■国内外の大学との学生交流やスタートアップ支援など幅広い分野における連携を強化し、本県の人材育成や海外高度人材の誘致、地域の活性化等を推進
■国内外の大学関係者にPRを行い、海外大学との連携を推進
■「技能五輪全国大会」、「全国アビリンピック」を開催するほか、「技能五輪国際大会」の招致活動を実施
高等技術専門校の再編・整備について、岡崎校の新校舎建設工事に着手するほか、短期間の職業訓練を拡充
■「あいち就職氷河期世代活躍支援プラットフォーム」による官民一体となった取組を推進
■新たに就職氷河期世代を対象とした就職支援講座や職場実習を行うほか、実践的な職業訓練等を実施
■あいちひきこもり地域支援センターに、市町村支援員等を配置するほか、市町村が実施するひきこもり対策を支援
■就労に向けた基礎能力の形成や家計管理能力の改善に向けた相談支援を実施するほか、支援対象者の掘り起こしや働き掛けを行うアウトリーチ支援員を配置
■「リカレントフォーラム」を開催

観光あいち・魅力発信
■「愛知観光プラットフォーム」を構築し、観光資源の磨き上げ、周遊ツアーの造成、全国に向けたプロモーションなどを連携して実施
■城郭イベントの開催や首都圏におけるPR活動などを実施するほか、広域観光ガイドブックの作成や街道をテーマとしたまち歩きテレビ番組を活用したPRを実施
■広告動画を制作し、インターネットで国内外に向けて発信するほか、その閲覧者の観光情報検索や宿泊予約行動を分析するデジタルマーケティングを推進
■多言語での情報発信に取り組むほか、海外の旅行会社やメディアと強いつながりのある現地の事業者を、「観光レップ(代理人)」として設置し、現地目線での効果的な誘客活動などを実施
■高級ホテルの立地を促進する補助制度を創設
■次期「あいち山村振興ビジョン」を策定するほか、三河山間地域の活力を創出

文化・スポーツの振興
■「断夫山古墳」の保存活用計画の策定に向け、発掘調査を実施
■「あいち朝日遺跡ミュージアム」のオープンに向けて、展示物の製作、史跡の整備、広報活動を実施
■「あいちトリエンナーレ」について、現行の実行委員会に代わる新たな組織体制を検討
■県立芸術大学美術学部デザイン・工芸科「メディア映像専攻」開設に向け、映像スタジオ棟の建設工事や既存施設の改修工事に着手するほか、新彫刻棟の整備に向けた基本設計を実施
FIA世界ラリー選手権WRC)「ラリージャパン」の成功に向け、開催機運の醸成を図るほか、大会会場の盛り上げなどにより開催を支援
■「第20回アジア競技大会」について、個別の運営計画の検討、メインの選手村となる名古屋競馬場跡地の後利用事業者の公募・選定を実施
■「第76回国民体育大会冬季大会」について、スケート競技会(ショートトラック・フィギュア)及びアイスホッケー競技会の円滑な大会運営等を実施
■新体育館の整備について、事業者の募集・選定などを実施

あいちのグローバル展開
■オーストラリア・ビクトリア州及び中国・江蘇省との友好提携40周年記念事業を実施し、更なる交流を推進
■留学生の県内企業でのインターンシップや企業との交流会の開催などを行うほか、帰国留学生の本県企業現地法人でのインターンシップを実施
■日本語に不慣れな外国人児童生徒に対応する小中学校の教員の配置を拡充するほか、市町村が実施する「日本語初期指導教室」の運営や多言語翻訳機を活用した教育を支援
■外国人児童生徒数が多い県立高校への小型通訳機の配備を拡充するほか、県立定時制高校に就労アドバイザーを配置
■「あいち地域日本語教育推進センター」を設置し、総括コーディネーターを配置するとともに、市町村が実施する日本語教育関連事業を支援するほか、乳幼児期から高等学校卒業までの各段階における日本語教育を推進

安全・安心なあいち
木曽三川下流域(愛西市)におけるヘリポートや防災倉庫等の実施設計を実施するとともに、西三河南部地域(西尾市)における敷地造成及び地盤改良の実施設計を実施するほか、残る未決定地域について、整備候補地の選定を実施
■市町村が実施する浸水津波避難施設の整備やハザードマップの作成などの避難誘導支援事業について、補助率の引上げなどを行い、地震津波対策を一層促進
■大規模災害時に後方支援を担う新たな防災拠点の整備に向けた検討を実施
耐震診断、耐震改修、ブロック塀除却費用に対する補助を実施
■交通安全県民運動を中心とした取組を積極的に展開するとともに、車両運転中の「ながらスマホ」対策や歩行者保護、高齢者の事故防止に取り組むほか、「あおり運転」を防止する啓発活動を実施
■後付けの安全運転支援装置(ペダル踏み間違い急発進等抑制装置)の購入設置費用に対する補助制度を創設
■地域の治安や災害時の活動拠点である警察署について、改築中の蒲郡警察署と西尾警察署が供用開始するほか、津島警察署の建築工事を実施するとともに、豊川警察署の実施設計、岡崎警察署の基本設計等や半田警察署の現地建替えに向けたボーリング調査を実施
■地域住民の安全・安心を守る交番・駐在所について、8交番・1駐在所を建て替えるほか、長久手市内での新たな交番の建築工事に着手
■次期「愛知県食育推進計画」を策定

環境首都あいちの推進
地球温暖化対策の取組を推進
太陽光発電施設やHEMS(家庭用エネルギー管理システム)、住宅の断熱性能等を高める設備などの一体的導入を支援
■次世代自動車について、本県独自の助成制度により導入を支援し、普及を促進
■循環型社会形成推進事業費補助金の補助メニューを拡充し、民間事業者が行う廃プラスチック処理施設の整備に対する支援を強化
COP15等に「国際先進広域自治体連合」として参加し、次期世界目標における自治体の果たすべき役割の重要性を発信するほか、本県の生物多様性保全の取組成果や課題を検証し、次期「あいち生物多様性戦略」を策定
ニホンジカの集中的かつ広域的な捕獲を実施
■環境調査センターにおいて、環境分析の現場見学や新エネ・省エネ設備を活用した新たな環境学習を実施

東三河の振興
東三河地域への「新しい人の流れ」を創出する取組を進めるほか、アウトドアスポーツを中心とした東三河スポーツツーリズムを、市町村、観光団体等とともに推進
■「奥三河DMO」の活動を支援するほか、移住定住促進のための起業支援などの取組を実施
時習館高校の「あいちグローバルハイスクール」の指定、豊橋西高校の総合学科への改編、豊橋工業高校での本県初のロボット工学科の設置、渥美農業高校における「あつみ次世代農業創出プロジェクト」を実施
豊橋特別支援学校の分教室「潮風教室」を開設
三河港について、神野西地区のふ頭用地の整備及び蒲郡地区における大型自動車船が安全に寄港できる岸壁の延伸整備を行うほか、三河港の更なる国際競争力の強化を図るため、港湾計画の改訂を実施

地方分権行財政改革の推進
■次期「あいちビジョン」を本年秋頃に策定
■産業振興や雇用対策、子育て支援三河山間地域の振興など幅広い施策を実施
■「SDGs推進フェア」を開催し、SDGsに取り組む多様な主体のネットワーク化や県内への普及啓発を実施
■「人財力」を強化するととともに、RPAを本格導入するほか、テレワークの試行導入を実施
PFI方式により、運転免許試験場及び県営住宅を整備
■県有施設について、個別施設計画の策定を進めるほか、長寿命化に向けた調査や改修を実施